学校教育指導訪問(6/7)
昨日(6月7日)は、檜山教育局から3名、せたな町教育委員会から1名の方がいらして学校教育指導訪問(いわゆる指導主事訪問)が行われました。
午前中に来校してすぐ、本校の研究内容の説明をK研究部長が行い、そこから2時間にわたって、3年生以外の全教室の授業参観でした。
研究主題の副主題に「1人1台端末の活用」をうたっている本校では、どの授業でも端末活用が考えられています。
今年度は、1年生でも、この時期にTeamsを使って作成した資料でプレゼンテーションができるところまで成長していました。もちろん他の学級でも、これまでの授業の積み重ねを感じる授業が公開できたことでしょう。
さて、5時間目は、3年生の特設公開授業。ここには、来客者だけでなく、本校の全教員が参観に訪れての道徳の授業が行われました。
担任のM先生は、これまで道徳の授業には、試行錯誤しながら道徳の流し方の型を作って進めてきたので、子どもたちの動きもスムーズです。
「はい、ペアで話し合って」との指示で、すぐにあちこちで話し合いが始まります。
教科書本文の内容は10分ちょっとで離れ、自分達の生活に結びつける場面。担任が設定した場面をペアやグループでロールプレイをしています。
たくさんの人が見ている前でも恥ずかしがらずにできました。
話し合いやロールプレイがテンポ良く進み、子どもたちは自分の考えをCanvaの付箋にまとめていきます。一つの付箋に一つの内容。設定時間が長いかと思いましたが、時間いっぱい取り組み付箋をたくさん貼っていく子どもたち。たくさん書きたいことがあったのでしょう。
最後に、担任がCanvaで内容ごとに付箋をまとめさせ、子どもたちに要点を提示し、それをもとに「道徳ノート」に文章で自分の考えをまとめさせて終わりました。
放課後は、特設公開授業についての授業研究。先生方が低学年ブロック、中学年ブロック、高学年ブロックと分かれて、それぞれで話し合いを行いました。ここで用いたツールがMiro(ミロ)です。Canvaのようにホワートボード上に付箋に書いて貼ったものを同じ内容ごとにまとめることができます。
今後のより子どもたちのためになる授業の構築の仕方を学びました。
授業でも会議でも、たくさんのツールの存在を知っていると、その場にあったツールという物が必ず見つかるものです。ICTの活用はまだまだ奥が深いですね。