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道徳でFormsとMiroを使ってみました(7/18)


あらかじめFormsでアンケート集計

 7月18日(木)、3年生の道徳の時間でFormsとMiroを使った授業をM先生が行ってくれました。
 M先生は、若い先生ながら、誰かから納得できるアドバイスを受けると、すぐに試してみるタイプ。今回は、いつも使ってるFormsと、全日に職員研修でも初めて用いたMiroを授業に取り入れてみました。

 子どもたちには、事前にFormsでアンケートを取り、授業の中でその集計結果を用いて導入部分を進めます。
 

Miroで自分の名前が書かれた付箋で意見表明

 導入から展開部分で、子どもたちにMiroを初めて使わせました。みんな自分の名前の付箋をみつけ、先生の発問の答えに近い自分の気持ちが書かれた場所に付箋を移動していきます。
 始めから選択肢をもった発問をする際には、一つずつ挙手をさせればもっと早いかもしれませんが、挙手だと、周りの子の様子を見て手をおろしたり、上げたりする子も出てきます。今回の結果は、Miroで自分の意見を表示するわけですが、自分の付箋を動かすのに夢中で、素直な回答が得られていたと思います。

 

授業を受けたら気持ちは変わったかな

 授業が進んだあとで、最初に自分が考えた選択肢と同じ考えだった子ども、意見が変わった子どもが、もう一度Miroの画面上で自分の名前を動かします。
 これでどれだけの子どもの心情が変化したのかわかります。もちろん困った考えの選択肢はもともと入っていないため、最初の考えと変わらないのも問題ありません。
 
 今回は、授業の内容については触れませんでしたが、子どもたちはICT端末を授業中に使用するのは、教科書やノートを開いたり閉じたりするのと同じ感覚でこなしているのがすごいなと思いました。これまでの積み重ねで、しっかりと端末も文房具化している証拠ですね。


アナログな授業に(笑)

 ところが、18日の授業がうまくいったのでもう少し、Miroの画面を使いやすいように準備して22日に道徳で使おうと思ったM先生。3時間目の道徳だったのですが、2時間目が終わって、端末を開いてMiroを開こうと思ったら、前回は出てこなかったメールアドレスの記入を求められる画面が。こんなところで、子どもたちに使い方を説明しながら授業をしてたら時間が足りません。
 ということで、写真のように、急きょ昔ながらの黒板を用いて、挙手をして人数を数えながらの授業に切り替えていました。
 この機転の利かせ方も、デジタルは、特に特別なことをしているわけでなく、アナログでしていたことをデジタルに置き換えただけなので、子どもたちに端末が配付される前の授業に戻せばいいだけだから簡単にできます。
 もちろんデジタルならではの使い方もたくさんありますが、このような使い方だと、ふだんあまり端末を使わない先生でも使ってくれるのではないかなぁ。(文責:本谷)