ソラネコせたな「命の授業」6年生
12月20日(金)の3時間目、5月に3年生を対象に好評だった「命の授業」について、今回も町内の保護猫団体「ソラネコせたな」の代表 宮代さんと、主に乳飲み子のお世話をしているボランティアの方1名に来校いただき、今度は6年生を対象にもう少しレベルアップした内容でお話をしていただきました。
始めは、学級担任による、絵本「花ちゃんのリボン」の読み聞かせ。何度読んでも涙せずにいられない内容で、後ろからパソコン操作と写真撮影をしながら溢れる涙を抑えることはできませんでした。
この絵本は、学校でも子どもたちの目につくところにおいておいたため、読んだことがある子どもも多かったのですが、それでも涙をこらえつつすすり泣く声があちこちから聞こえてきました。
絵本の読み聞かせのあとは、宮代さんによる「犬の十戒」というリーフレット(?)の紹介からお話はスタート。犬を飼う上で知っていてほしい犬の気持ちについてお話してくださいました。私も、遊べずに悲しげな声で鳴くこともあるわが家の猫に、もう少し遊ぶ時間をつくってあげたいなと心を新たにしたところです。
その後は、これまでの保護猫活動を通しての、実際の写真を紹介しながら、この小さな町の中でもどれだけの猫が捨てられているのか、そして、そのような猫を保護した場合、どのような飼育をしなければ生きていけないのかという実情に触れ、「犬や猫の遺棄や虐待は犯罪」であることを訴えていました。
授業の最後には、お話を聞いた感想を述べたり、感想文を書いたりとしていましたが、子どもたちは、たくさん心に響くところがあったのでしょう。文字を書く手が止まらず、この時間内では終わらなさそうと判断した担任が、「このあと休み時間など使って完成させてあとで持って行くことにしましょう」と、最後に皆でお礼の挨拶をして終わりました。
授業の詳しい内容についても触れたいところですが、この町の実情など公にできないような部分もありますので、ここでは表面的な内容だけのご報告とさせていただきます。
次年度からも、毎年、だいたい春の3年生、冬の6年生といった時期に、「命の授業」をしていただくお約束を再確認し、また本来のお仕事に戻られたお二人でした。