第2回小中交流会
昨日と今日(12月2日、3日)は、今年度2度目の小中交流会。中学校の先生方が午後から小学校の授業を参観に来る日です。2日目の参観の後、もうじき中学生となる6年生の様子について話し合いをすることとなっています。
今回は、端末を用いた授業を行っている場面をご紹介します。
6年生は、算数でExcelを使った授業をしていました。今日は、あらかじめとっておいた自分達の生活の様子を、時間数でまとめておいたので、それを入力してみました。このデータをもとに、昇順や降順にソートさせ、明日は平均の出し方に挑戦するようです。
5年生は、算数で三角形の面積を、三角形を切り貼りして四角形に変形して住所を求める授業を行っていました。いろいろなパターンをTeamsに貼り付け、他の子どもたちがいいアイディアを参考にするなどしていました。
ここ、せたな町は、愛知県豊山町と交流がある町で、学校どうしの交流も行われています。この時間、4年生は、PowerPointを使って、せたな町を紹介する資料を作成していました。Teamsに貼り付けた原版を開いて、自分の出席番号のシートに個々の子どもたちが自分が担当する部分の資料づくりを行っていました。こういう時にファイルの共有ができるのは本当に便利さを感じます。
3年生では、2時間続きでスクラッチを用いて本格的なプログラミングを行っていました。シューティングゲームを作りながら、プログラミングの仕組みを学ぶ授業です。写真は、キャラクターを矢印キーを使って自在に動かすためにはどんな命令をするか説明している場面です。
2年生は、明日「こども園」の年長組(次年度の入学児童)を迎えて行う「おもちゃ大会」について、自分達が作ったおもちゃを写真に撮り、それを見ながらまとめを書く授業中でした。一人一人が手軽に写真を撮って、それを授業で活かせるというのも一人1台端末のメリットですね。
1人1台端末の時代となって今年度一番様々な使い方に取り組んで来た1年生では、この時間、実物投影機を使って、100までの整数について勉強していました。1人1台端末があるからといって、すべてをそれに移行するのでなく、その時に最適な使える物を使うという発想が大事であることを考えさせられました。
ちなみに、特別支援学級の子どもも、一時間の最後に、AIドリルで自学していました。
端末は文房具です。ただし、使い道は教師の、または子どもの発想次第で自由で可能性に満ちた物です。本校では、まず、無理なく端末でできることは端末で行うことで利用頻度を高めています。そのうちに子どもたちがその場にあったツールを取捨選択して学びに活かせるようになればいいな。6年生は今、その段階に到達しています。このあと、様々なツールとの出会いができればいいなぁ。