せたな町教育研究大会公開研究会
昨日(10月31日)は、町内6校の小・中学校の先生方が北檜山小学校会場、または、北檜山中学校会場に集まって、それぞれで行う公開授業や研究協議等に参加しました。
本校(北檜山小学校会場)にも、本校以外の5校の小・中学校からたくさんの先生方が参加してくださってありがたく思いました。
さて、公開授業は、5年生の算数「平均」と、6年生の社会「近代国家を目ざして」という単元の中の1時間を公開です。
本校の各学年の教室は、オープンスペースにもなる造りになっているため、隣り合った5年生と6年生の授業は、廊下の教室の間に立つと、どちらもいっぺんに見渡せるため、両方を一度に参観することも可能です。
ネットには、スクラッチで平均を求めるプログラムがこういう授業のためにちゃんと用意されています。5年生では、これを使って課題を解いていました。今回の課題は「0が入った場合の平均」の求め方。つまり、0は足しても足さなくても全部の合計は変わらないので、式に+0が入ったものと入っていないもので平均は変わるのか?を考える内容です。
それぞれに真剣に考える子どもたち。最後に、なんとか「まとめ」まで辿り着いて、冊子の算数ドリルか端末のAIドリルのどちらかを個々に選んで今日の問題の定着を図り、Excelシートにそれぞれ今日の振り返りを記入して無事に授業が終了しました。
6年生では、担任が用意してTeamsに貼っておいたWordの様式に、個々に調べたことをまとめていく授業。
まずは伊藤博文について調べたことを打ち込んでいきます。早く終わった子のまとめを、スクショしてTeamsに貼らせ、それをみんなで見て大事な内容に漏れがないか確認し、そこから本時の課題「明治政府が目ざした政治の実現」について、過去、当時、現代とを比較しながら調べ学習を行いました。
全てを個々の力に委ねるのでなく、ペアで確認し合いながらまとめ、それを全体のものにしていくのは、6年生の担任の先生の得意な手法です。
これまでの積み重ねが十分に生かされた授業だったと思います。
授業の後は、それぞれの教室に別れて、公開授業についての研究協議。そして、本校でのICTに関わる実践紹介と続きました。
実践紹介は、伝えたいことがいっぱいありすぎるのを我慢して極力内容を減らして資料を作成したにもかかわらず、終了予定時刻に終われずちょっと?オーバーしてしまい、参観者の皆さんにはご迷惑をおかけしました。
でも、最後に、「うちでもCanvaを登録して使わせたい」という相談に残ってくださった先生もいてくれて嬉しかったです。きっと質問の時間がしっかり取れればもっと皆さん聞きたいこともあったことでしょう(o_ _)o